読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ラブイズオンライン

つぶやき、料理、日記など

自転車の乗り方を忘れていない

この間友達と話している時にほくろの話になった。その時に口の周りにあるほくろのことを指摘されたのだけど、その時にわたしは殆ど数年ぶりかというくらいに自分のほくろのことを思い出したのだった。そういえばあったな…今日それをふと思い出して鏡で見てみたところ記憶のなかのほくろよりも数倍デカかったので爆笑してしまった。ちなみにわたしの顔の左側にはほくろがいっぱいあるんだけどこれは学生時代に教室の窓から直射日光を浴び続けたせいだと思っていて、そのことをいろんな人に説明して来たんだけど、誰からも明瞭な「うん」という反応を聞いたことがない。

忘れていたことはけっこうある。昔からなんとなく変なことだけ覚えていることはあって、姉の自転車のチェーンの暗証番号を覚えていたのがわたしだけだったこともある。記憶は、わたしのなかの「数字、文字」フォルダそれから「なんとなくごったごたにはいってる」フォルダがあって、そのごったごたのくくりの中にいろんなサイトの暗証番号が何個くらいかはいっていると思う。たとえばiPhoneのAppleI.D.とかも「I.D.は?」と聞かれるまでおもいだせない。最近それがだんだんと雲がかって来ているというか、これは「消去」のほうに向かってるのかもしれない感じになかなか出てこなかったりしてたまに焦る。一文字目…「う」それから「え」でもない「ん」だったかな…えっと、、みたいになったらもう終わりだ。AppleI.D.さようならでしかない。

それから自分の年齢も時々思い出せない。こんなことを言ったら周りから「ウソウソ〜!」と言われそうだけど三十を超えた辺りからそれは「だいたい三十」「だいたい四十」くらいの認識しかなくなってきており、誕生日もまったく祝わなくなったことから頭の中の書き換えが上手くいってないのもあると思う。これが去年の誕生日、ケーキを食べるかクッキーを食べるかで彼氏と喧嘩して、家を飛び出したとかならすぐに「三十三!」とか出てくるのかもしれないけれど、そういった思い出が存在しない今日この頃、どれが何歳の誕生日だったのかという記憶を選ぶ余地すらなかったりする。ない。なかった。去年の誕生日なかった。誕生日に自分でKindleを買ったら数千円だった記憶はあるけどそれが一年前〜三年前くらいのどこの記憶なのかが分からない。ちなみにKindleをもう使っていない。それと同様に自分の年齢も三十五か三十六か分からなくなることが多い。たしか三十六だった。たしか。でも…もしかしたら、三十七だったかもしれない…って不安になってくる。多分これは「言ってみた年齢より実際の方が歳くっていたというミスを犯したくない」不安からくるものだと思う。

よく自転車の乗り方、泳ぎ方は何年経っても忘れないというけど確かにそうだ。しかもそれもまたそれに直面するまで忘れているように思える。けど自転車の乗り方とかに対して不安になるような事はない。わたしが最近不安に思うのはパスワードの事に対してである。YahooI.D.それから家のポストの暗証番号、銀行の暗証番号、こんなにもたくさんの重要案件がぜんぜん見えない蛍光マーカーで脳みそに重ね書きされているのみということに三十五の今、初めて不安を感じるようになったのである。というのもこの間初めてAppleI.D.を入力するときに1秒くらい詰まったことにもある。私は自分の記憶すら整理整頓が出来ていなかったことにようやく気がつき、その後は全てメモするように気をつけています(銀行の暗証番号以外)。しかしその後「で、そのメモをどこに置く?」みたいな不安も出てきたりして、こういった思考回路でもって人は遺言と遺産相続に手を出し始めるのかもしれないと思ったりする。